人と親しくなるほどに、人を大好きになるほどに 嬉しくて 楽しくて 胸がいっぱいになって 少しのせつなさ。
あぁそうか こことも そう長くないうちにお別れなんだな、と。
お別れするときのせつなさや寂しさを先取りして、じわじわ感じる準備期間をもらえるということはありがたいと思う。
これをきちんとやらなかったときって、前に進むのに時間がかかるんだ。
ただどこかをあとにするときには、自分がそこをあとにするんだということを、いちおう実感しておきたいんだよ。そうじゃなくっちゃ、救いってものがないじゃないか。
(「キャッチャー・イン・ザ・ライ」J.Dサリンジャー作 村上春樹訳)
10年前に読んだときに線を引いてた場所に出会った
別れを告げる側、残される側
関連して思い出したけど、恋人同士の振った振られたっていうのに代表されるよくあるパターンで 振った側よりも振られた側が引きずるのってそういうことなのかもね。
心の準備をするのって大事だし、きっと 相手に準備させることも大事なんだろうな。
今日の空は明日見た空。
一期一会、仕事で接する相手で 仕事をやめたらきっと、もう会わない人たちが多いのだけど
いま目の前にいてくれる人たちのことが とても愛おしいなと思った。
寒いのだけど、
どこか春めいている季節がきた。
よろこびとせつなさの混じるこの空気が、昔からずっと好きだ。
なんか未来の別れを思うと、未来を思い出すような、未来が迎えにきたような
不思議と懐かしい感じがした。
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