朝起きて夜寝るまで、、、
夜寝てからもたびたび起きたりしながら
オムツ変えて
おっぱいあげて
足りないぶんのミルクを作ってあげて
泣いたら抱っこしてあやして
寝てる間に料理したり洗濯したりして
また泣いたら抱っこして
オムツ変えておっぱいあげてミルクあげて、、、、
って、
日々同じことを繰り返しているような
エンドレスなような
どこに向かっているのか何を生み出してるのかわからなくなりかけたりして
なんとなくぽっかり、
薄暗いトンネルに入ったような感覚をおぼえたりしていたのだけど。
そんな日々にだいぶ慣れたさいきん。
寝かしつけ前、夕方に
暗やみにした部屋で おっぱいを吸われながら
灯した小さな明かりを見つめながら
ーあぁ これっていのちをつないでるんだな
って、なんか漠然とそんなことを思った。
この世界に何かが残るとすれば、
それは なにかのものではなく
わたしが感じた感情でもなく
わたしが残したなにかの成果でもなく
それは
この子がわたしの元で産み落とされ
この世界で生きていくという事実そのもの。
それってシンプルにすごいな、
だってそうやって
お母さんはわたしを生んで育ててくれたし
おばあちゃんはお母さんを生んで育ててくれたわけだし
そんなリレーが
連綿と続いてきたからこそのいま。
そんなことを考えていたら、
ちょっとじんわり泣けた。
こうやってじんわりした記憶も、
わたしのいのちとともに消えていくわけだけど
この子が生まれて生きていくってこと。
それは変えようのない事実として残るんだな。